ドライ・ジン(Dry Gin)

【ジン】 Tanqueray Dry Gin(タンカレー ドライジン)
「ドライ・ジン」は、別名「ロンドン・ジン」「イングリッシュ・ジン」とも呼ばれています。
別名の通り、イギリス・ロンドンが主な生産地です。ただし、メーカーによっては製造を外国で行っていますので、正確には「イギリス・ロンドンを発祥としたジンの製法・ブランドを保っているのがドライ・ジン」という解釈が妥当なのかもしれません。
「ドライ・ジン」は、蒸留の過程を経ていったん凝縮させたアルコールの中に植物原料を漬け込んで再び蒸留させ、植物原料の香りとともに再蒸留する製法をとっています。
つまり、「ドライ・ジン」は蒸留の回数が2回、ということになるわけです。なお、ジンの原型に近いジェネヴァは蒸留の回数が1回です。
「ドライ・ジン」は、19世紀半ばの連続式蒸留器の発明とともにその製法が生まれました。2回蒸留する、という考え方が、雑味が少なく度数の高い蒸留が可能になったことで蒸留の質が上がったことによって生まれたやり方だといえるでしょう。