大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料としています。
蒸留(アルコール度を高める処理)をする際にジュニパーベリー(杜松、セイヨウネズ)等の植物原料で香り付けをするのが大きな特徴です。
香り付けは梅酒などのように完成した酒に実を浸して漬け込むやり方とは異なります。ジンは製造過程で植物原料を漬け込んだアルコールをいったん気化して凝縮させ、それを再び液化させて完成した酒となります。つまり、アルコールに漬け込んだ植物原料の香りを、「気化(蒸留)→液化」の工程を経ることで更に凝縮させているわけです。
少々乱暴な言い方ですが、「焼酎を、製造中に植物の実等で香り付けして更に凝縮させたもの」と考えてもよいでしょう。